「わたし出すわ」って何?

  函館の街には本当に絵になる風景が多い。
  有名な観光スポットのみならず、美しい海や山を
  背にした住宅街や、少しばかり古びた倉庫や工場街、
  日中の鮮やかさと、夜の静寂さの二つの表情を併せ    函館には映画のような風景がいっぱい!
  持つ港・水辺の風景…

  そして、これらの風景に路面電車が加わるとき、その
  風景はより一層、輝きを増し、活き活きと動き始める。

  そう見えるのは、そこに街や人の息遣い、環境の良さ
  までもが凝縮されて感じられるからかもしれない。

  四季折々の心に沁み入るような光景の数々は、これまで
  数多くの映画・ドラマの舞台ともなってきたが、この秋、
  また新たな物語が生み出される。

  森田芳光監督、小雪さん主演の映画「わたし出すわ」。

  小雪さんといえば、テレビをつければ、ウィスキーや
  液晶テレビのCMで、彼女の顔を見ない日はほとんど無い    8月から運行している「わたし出すわ」号
  ほど。その彼女が今回、函館を舞台に「わたし出すわ」
  という。一体、何を出してくれるというのだろうか。


  その答えは「お金」にある。


  この物語では小雪さん演じる主人公が帰省先の函館で、
  かつてのクラスメートたちの夢を後押ししようと、
  次から次へと大金を渡すという何とも摩訶不思議な人間      出すわ号車内では映画に関する展示も
  模様が描かれる。そこから彼女とその旧友たちの行く末
  を通じて、人生にとってお金とは何か。本当の幸せの
  つかみ方とは何なのかが次第に明らかになっていく。

  そして、今回の物語の中では函館市電がただ単に、主人公
  の移動手段や背景の一つに留まらず、物語が展開する重要
  な舞台の一つとして登場する。

  主人公が市電の運転士となった旧友に、世界の路面電車
  巡りのための資金を差し出すという場面まで用意されて
  いるほどだ。
 
  それほどの大金を持ちながら、高級車もハイヤーも使わず、    作品中、メインで登場する718号道新ぶんぶん広告車
  路面電車を選んで旧友に会いに行く彼女。
  単にエコな人なのか? それとも、そこに何かそれ以上の
  理由があるのだろうか?


  果たして彼女と、その旧友たちの運命は… 

                                         別の車両で見られる特別映像も必見
  そこから見えてくる本当の幸せのつかみ方とは… 


  映画「わたし出すわ」は10月31日からユナイテッド・シネマ
  札幌や、函館シネマアイリスを初め、全国の映画館で上映     
  される。折からの不況で、人生とお金の関係そのものが
  問われている今、函館の美しい風景と共に、人生の本当の
  意味を考える時間を持つのも悪くない。

  また、映画の公開を記念して、函館市電では全面広告車
  「わたし出すわ」号を11月初めまで運行している。明確な
  運行時刻は決まっておらず、運次第の面もあるが、函館を     出すわ号サイドで微笑む小雪さん
  訪れた際にはぜひ、幸せを運ぶ?「小雪さんの微笑み」を
  探していただきたい。

  詳しくは以下まで。

  映画「わたし出すわ」ホームページ               
  http://watashi-dasuwa.com/

  函館市交通局ホームページ
  http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/transport/


  
※ 最新情報


「わたし出すわ号」は2009年11月中旬まで運行予定  車内では映画の名場面などを収めた写真展も開催中

出すわ号以外の一部車両の運転席背面では、液晶モニターで映画PR動画を11月末まで放映中  
(10月28日現在、8001号カールレイモン広告車両1両のみ。11月中に15両まで増設予定) 
   
出すわ号メイキング映像や、函館新名物?イカール星人も乱入する映画特別予告編などのスペシャル映像4種を見ることができる


 函館市内の映画館「シネマアイリス」では、映画の公開を記念して、出すわ号写真コンテストを開催中(応募は11月15日まで)。応募作品は上映期間中、館内に展示されるほか、ホームページにも掲載される。参加賞や、優秀作品には映画招待券のプレゼントもあり。詳しくは以下を参照

シネマアイリスホームページ
http://www.cinemairis.com/
タグ:市電

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